【本の感想】安部司 『食品の裏側2 実態編 やっぱり大好き食品添加物』

安部司 『食品の裏側2 実態編 やっぱり大好き食品添加物』 東洋経済新報社、2014年発行を読みました。

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食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』の第二弾です。引き続き、多くの食品に使われている食品添加物の説明されていない裏側について書かれています。

過去作の『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』や『なにを食べたらいいの?』と比べると煽情的な書き方でなくなっているため、全体的に丁寧になったように感じます。

食の工業化と添加物の怖さが分かる本です。

見える添加物、見えない添加物

例えば、冒頭のハンバーグ弁当です。ハンバーグ弁当を例にした個所では成分表で見える添加物と見えない添加物について説明しています。見えない添加物のことを説明することで添加物が大量に使われていることを知ることができます。

続いて大量に使われている理由として、便利さを説明しています。食品が工業化している現実や、添加物の力強さに驚きます。そして大量に使われていることに驚きと不安を感じます。

知らないうちに油と糖と塩を大量摂取

今までは食品添加物の影響を煽情的に書いていましたが、本作では知らないうちに油、糖、塩を大量に摂取してしまっている現実から、添加物の悪い点を指摘しています。

食品添加物は足し算で味を変え、食感を変えています。その結果、次々と油と糖、塩が追加されています。それも消費者にはわかりにくい形でです。便利になったのは知っていても安さと便利さの等価交換で油と糖と塩を大量に食べているなんて知らないと思います。

食品添加物がその仲介をし、消費者は知らず知らず油と糖と塩を大量摂取しているというのは、勉強になります。

さいごに

食品添加物は便利すぎるので、摂らないという選択を取ることは不可能です。とはいえ、それはそれとしてメリットとデメリットと説明した後に、添加物をできるだけ摂らない生活を勧めている本書には共感が持てます。

昔の食生活に戻せば解決するのでしょう。しかし、食の工業化がますます進み、消費者が安さと便利さを求め続ければ、食品添加物のない食材が手に入らなくなる未来がやってくるかもしれません。

そう考えると、一消費者として買い物には注意したいなと思いました。

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