【本の感想】桜坂洋 『よくわかる現代魔法2 ガーベージコレクター』

桜坂洋 『よくわかる現代魔法 ガーベージコレクター』 集英社集英社スーパーダッシュ文庫)、2004年発行を読みました。『よくわかる現代魔法1 new edition』の続編です。

☆☆

全体的に話が散らかっていて、まとまっているようでまとまっていません。群像劇、恋愛、対決、プログラムに魔法と色々あるのですが、どれも中途半端です。

どれも中途半端

ページが足りないからなのか分かりませんがどれも中途半端です。作中の台詞風に表現すると「ブロックノイズだらけになるくらい圧縮した」ような感じです。とりあえず見ることはできますが、細部はノイズで分かりづらいです。

渋谷という多く人が交差する街での出来事だったり、夢とデータの整理、クズ収集(ガーベージコレクト)、記憶の抹消、過去の辛い記憶、悲しい記憶など、つなぎ合わせるともっと何かありそうな設定です。

しかし、物語はあっさりとしており、速度優先です。解決の速度に合わせて読んでいると、いつの間にやら話は終わっています。

さいごに

前作同様、全体的にまとまりにかけているように思います。「まあライトノベルだから、そういうフレーバーの中に設定の魔法とプログラムも含んでいるからそれいいや。」と妥協したのではないかと勘ぐるほどです。

これがアニメで、速度感と派手な演出でさっと流されたらなんとも思わないと思います。しかし、小説だと面白みに欠けます。

物語は一ノ瀬弓子クリスティーナの六年前が描かれる『よくわかる現代魔法3 ゴーストスクリプト・フォー・ウィザーズ』に続きます。

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