【本の感想】いとうせいこう 奥泉光 『漱石漫談』

いとうせいこう 奥泉光 『漱石漫談』 河出書房新社、2017年発行を読みました。

夏目漱石の八作品を愛のあるつっこみで語り合っています。

☆☆☆☆

夏目漱石好きが伝わってきます。好きな人同士が楽しくつっこみながら夏目漱石の様々な作品について語っています。

そこから楽しさが伝わってくるだけでなく、そういう読み方もあるのかと感心します。挿絵が『バーナード嬢曰く。』であることもいい感じです。

好きがあふれる楽しい漫談

『こころ』BLで『坊ちゃん』は童貞小説である。と帯にありますが、そういう読み方はしていないので意外でした。それを楽しみながら語っているだから面白くないわけがありません。

夏目漱石の作品は全部読んでいませんし、読み終えた作品もなくあまり覚えていないところもありますが、それでも十分面白いです。

作中語られていますが、堅苦しい国語の授業の後に本書を読めば、より夏目漱石の作品が楽しめると思います。

挿絵が『バーナード嬢曰く。』

表紙も『バーナード嬢曰く。』です。どれも良い味を出しています。表紙からして「なぜそこを悩む?」と笑いを誘います。『バーナード嬢曰く。』を読んでいる身としては十分楽しめました。

さいごに

夏目漱石を知らなくても楽しめます。『バーナード嬢曰く。』を読んでいるなら同じような楽しみがあります。

読書が好きならば対談で語られる二人の姿勢が好ましいものに感じるかと思います。

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