とあるホステスの物語『銀座立志伝』
本の情報
- 書名:銀座立志伝
- 著者:源氏鶏太(げんじけいた)
- 解説:末田大輔
- 初版:1980年4月25日
- ISBN:B000J893CY
- 発行所:株式会社集英社
本書は、1963年5月5日号から12月18日号まで『女性セブン』連載されたものです。
あらすじ
OLをしていた寺沢一実は、勤め先が倒産したことをきっかけに、銀座のバー『銀座一』で仕事をすることになった。そこで彼女は、訪れてくる男たちの醜い欲望と権力に巻き込まれていく。
感想
古い本なので、今と比べると物価は随分と違いますし、倫理観も違うように思えます。それでも楽しく読める内容になっています。
主人公は素朴な善悪の考えを持っていますが、バーの世界ということで、それを適度に曲げながら三重スパイをやってしまいます。そして、一見まともそうな社会人であっても、実は社内の派閥抗争にあけくれているつまらない男たちがいます。その対比が笑いを誘います。
さらさら読めて、わかりやすい一冊です。