キャスターニュースの歴史と舞台裏『ニュースキャスターたちの24時間』

本の情報

本書は、1995年4月に刊行された『メディア 影の権力者たち』を改題し、再編集を加え、文庫化したものです。

目次

第一章 決断――「ニュースステーション」に賭けた男たちの挑戦

第二章 確執――“キャスター・ニュース”を花開かせた「NC9」の興亡

第三章 選択――低迷のなかの対立を制した“数字”の威力

第四章 挫折――新報道番組に揺れる“報道のTBS”の苦闘

第五章 衝撃――政治権力介入とテレビの影響力拡大をめぐる攻防

第六章 混迷――視聴率とカネに翻弄されるニュース番組の行方

第七章 転機――巨大さゆえの未成熟に対するニュース仕掛け人たちの迷走

あらすじ

キャスター制のニュース番組はどのように生まれ、育ち、力を持つようになったのか。キャスター制ニュース番組の勃興から巨大権力に至るまでの道のりと、その問題点とは何なのか。

感想

NHKのNC9はアメリカのキャスターニュースを参考にし、七時のニュースを相手に番組作りに悩み続ける。ニュースステーションはそのNC9を相手に同じように悩み、他のニュース番組はニュースステーションを相手に同じように悩み続ける。

そうして切磋琢磨していく姿から、ニュースがどのように変わっていったのかがよく分かります。それらの話は非常に興味深いものばかりで、ニュース一つ伝えるだけでもどれだけの苦労をしているかが分かります。

さらに、巨大な未成熟メディアとなり、“第四の権力”とまで言われるようになる道のりは、テレビの苦悩とその難しさがどのようなものか分かります。

第四章まではキャスター制ニュース番組立ち上げの苦労話であり、それ以降は権力となってしまったテレビの苦労話です。キャスター制ニュース番組の歴史と舞台裏に興味のある人ならば、楽しめる一冊だと思います。

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関連項目