[読書雑文]『本は10冊同時に読め!』成毛眞

『本は10冊同時に読め!』成毛眞を読みました。

紹介されているのは並列して本を読む読書術です。紹介するスタイルは高飛車かつ独善的です。

著者の高飛車かつ独善的なスタイル

表紙には「本を読まない人はサルである!」と書かれ、はじめにでは「庶民から抜け出すための読書術」と書かれています。随分と高飛車かつ独善的な紹介方法です。

著者の高飛車かつ独善的に語るスタイルは好き嫌いが出ます。しかし、著者は日本マイクロソフトの元社長であり、HONZの代表であるため、そのスタイルが似合っています。

高飛車に独善的に庶民を煽るスタイルは一種のエンターテイメントです。庶民から脱出するかは別にして、多読並列スタイルの本好きは自尊心がくすぐられるでしょう。

ちなみに内容は、場所によって読む本を変える並列ならぬ超並列の読書術のことが書かれています。

並列・多読のメリット

この読書術のメリットは三つあります。
一つ目は脳が刺激されるためバランス感覚や多角的視野が培われることです。二つ目は一冊飽きれば別の本に手を出せる環境なので多読が出来ることです。三つ目は読む長さや時間は限定的なので集中して読めることです。

帯に書かれている「“速く・深く・多く”読める一石三鳥の読書術!」はここから来ています。

全く異なるジャンルの並列読みは難しい

沢山の本を読むだけなら簡単ですが、知識の定着と活用は難しいです。なぜならば、ジャンルごとの知識がないと頭に入ってこないからです。

集中して読むことや刺激ある内容から知識が得られればその問題は解決できるかもしれません。ある日突然、そのタイミングでなにかが形になるかもしれません。

しかし、何かのトリガーがないと点と点はつながらないものです。そもそも点にならないこともあります。

並列しますかしませんか

読書時間と集中力、幅広いジャンルの知識を有したいかで決めればいいでしょう。

専門家になるなら別ですが、何事もバランスが大切です。全く異なるジャンルを読むにしても、そのジャンルに関心を持ったきっかけさえ忘れなければ、知識は定着しやすいからです。

そうすることで知識の幅は広がり、知識と知識がつながり、かさなり、新しいアイデアを作り出せるかもしれません。

このような消極的賛成では、「だから庶民なんだ」「本を読み足りない、選んだ本が間違っているから刺激を受けないんだ」と著者からご指摘を受けてしまいそうですが。

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