[読書雑文]『食品の裏側』安部司

『食品の裏側』安部司を読みました。副題は『みんな大好き食品添加物』です。食品添加物の世界は食品がよく見える光の部分と食品添加物そのものの影の部分を食品添加物の専門商社の社員だった著者が語っています。

食品添加物

安さと利便性を求める消費者と物を売りたい企業の着地点が食品添加物を使った食品です。使われている食品添加物が何から作られ、何をして、どれくらいの量が使われているかが書かれています。いうなれば食品添加物の情報公開です。

常識的に考えて

その内容は感情や常識にうったえる形をとっています。そのため、難しい話はないのですが、どこか物足りない話が多いです。また、子どもの話がでてくるため若干あざとさを感じます。

しかしながら、食品添加物のすごさは冒頭の白い粉から作られる豚骨スープの事例であったり、今までだめだった食品が食品添加物を使うだけで売り場に並べられる品質になる事例を読むとよく分かります。

著者はそういうことができる食品添加物は常識的に考えるといいものなのかということを繰り返し言っています。常識を考えると悩ましいところですが、知らない方が良かったと思う一面もあります。

分かってから考える

そうというのはスーパーで食品を買うにしろ、外食をするにしろ、食品添加物からは逃れることが出来ない状況だからです。本書では少なくとも食品を買う際に見分ける方法や食品に記載されている食品添加物がどのようなものかは分かります。

分かった上で選ぶのは消費者です。しかし、読み終えた後は食品添加物を無くす生活はできそうもないことを思い出し、「何を食べたらいいのだ」と悩むこと間違い無しです。

スポンサーリンク
アドセンス

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする


スポンサーリンク
アドセンス