[読書雑文]『天才たちの日課』メイソン・カリー(訳)金原瑞人・石田文子

『天才たちの日課』メイソン・カリー(訳)金原瑞人・石田文子を読みました。副題は『クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』です。原題は『DAILY RITUALS:How Artists Work』です。芸術家、作家、学者など「〜家」、「〜者」、「〜人」などの字が職業となる人たちはどのような日々を過ごしてその創造力を生み出していたのでしょうか。かれら161人分の日常について簡単に書かれています。

創造力を蓄えるなにか

ほとんどの人にとって創造力というのは机の前に座っていれば自ずと内面からこみ上げてくるものではなく、何かしらの刺激によって力を蓄えています。

刺激は日常の細々したことと今までの蓄積の組み合わせです。日常の細々したことはなんでもよいようで、運動や人付き合い、他の仕事など実に様々です。

刺激から得た何かを蓄えるわけですが、メモはとったりとらなかったりです。頭のメモ帳が優秀なのか、そもそもメモをとるのは当たり前なので記事になっていないのかもしれません。

力を出す時間を確保する

細切れの時間でどうにかするという人もいないではないですが、多くの人はまとまった時間をつくるために苦労していることがうかがえます。そのための朝型、夜型、人との付き合い方などがあり、これも人によって様々です。

力を出す何か

創造力を蓄えるなにかから連続していますが、コーヒーやタバコ、ちょっとした儀式をしている人が多いように思います。机に座り、ペンを握るだけですぐに力を出せるわけもなく、何かしらのやる気スイッチがあることも分かります。

あふれるほど力が貯まっていなくてもなんとかしないといけないわけですが、そのスイッチは人によって様々です。中には「借金取りに追われているから」なんて人もいます。

ライフハックの記事のような

どれもこれもライフハックの記事を見ているようでした。天才とはいえぱっと何かを思いついて細切れ時間でなんとかできるという超人はいません。皆、苦労をしていることが分かります。その苦労の中でなんとかしているからこそ天才としての素地を開花させているのでしょう。

統計的にまとめられた項目はありません。161人もの事例を一次資料、二次資料から集めたのですから、統計的にまとめた項目が欲しかったです。これはちょっと残念です。

そのため、もし自分に置き換えて考えるならば、161人の例をくまなく当たり、自分の習慣に相応しいものを見つければよいのではないかと思います。また、ライフハック的な記事で習慣ネタを書くのであれば、161人の例は引用をするためのネタになるでしょう。

例えば「作家の某は執筆時にコーヒーを多量に飲むことから、コーヒーには……以下略」といったように。

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