[読書雑文]『実録!熱血ケースワーカー物語』碇井伸吾

『実録!熱血ケースワーカー物語』碇井伸吾を読みました。生活保護受給担当ケースワーカーとして十三年勤務してきた著者の語る福祉の最前線です。最前線は弱者と不正が入り交じる現場でした。

福祉を喰い物にする人と必要とする人

法律を武器にして福祉を喰い物にしている者、ヤクザ、アル中、暴れる人、孤独な人、本当に福祉が必要だがどうにもならない人など、様々なケースが書かれています。

やってられない環境

「熱血」がやや寒く、がんばっている自分が出過ぎていて鼻につくところが多くあります。文章もこなれておらず、決して読みやすいものではありません。それでも「熱血」を前に出さないとやってられないところは感じられます。

そのやってられない原因は縦割り行政で、結局は現場にすべてのしわ寄せが来ている現実なのでしょう。それらに負けることなく限られた予算と人員で無茶な対応をこなす姿勢はまさに「熱血」だと思います。

本書では現場を良い意味で支える行政の仕組みまでは出てこないので、行政がどこまで福祉を考えているかは分かりません。全ては現場の泥臭い努力、言い換えれば「熱血」によって動いている様々なケースが分かるのみです。

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