[読書雑文]『マージナル・オペレーション 05』芝村裕吏

『マージナル・オペレーション 05』芝村裕吏を読みました。04巻の続きです。

ギリギリの戦いに

相手に数では負け、スポンサーには見捨てられこのままでは資金が尽きてしまう。まさにギリギリの状況です。それでも淡々と落ち着いて対応をしていく様が面白く、残念なことにマンネリをしています。

面白いけどマンネリ化

どうにもならない劣勢をどう切り崩していくのかというが面白さだと思います。一つ間違えれば崩壊する状況のはずなのに、主人公の性格もあって熱くなるところはありません。

苦労を苦労と感じない描写や、女性陣との無自覚な対応も普段通りです。そのため、ギリギリの状況のはずなのに緊張感がありません。安心感ともいえますが盛り上がりに欠けたように思います。

霞のような主人公

その理由はやはり主人公の人物像とその語りだと思います。もちろん、その性格故に
信頼されているのですが、本人の人間くささもどこか薄れてしまったようです。

悩みについても深い洞察をすることはありません。読みやすさを考えるとテンポが良くて良いのですが、その分、大して悩まなくてもなんでもできてしまう人になっています。主人公を慕う少年少女ならそれでいいのでしょうが、読者としてはちょっと残念でした。

それでも決して面白くないわけではありません。状況もギリギリだとは思うのですが、そのギリギリをそれほど感じることができませんでした。それが気の抜けた炭酸のような読後感になったのだと思います。

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